※延長/フォルエイ単文/甘。
「エイリーク様っ」

いつも調子のいい赤騎士は、厨房からのよい香りに連れられ、中を見る。
厨房といっても、質素で小さな場所だ。少し作業をするのに丁度いいくらいの。
この時間、昼下がりには、よくエイリークがやってきて、料理をしている。
その腕はなかなかのもので、いつか食べた焼き菓子など、忘れられない。
お礼を受け取った、彼女の表情も。
…案の定、そこにいたのはエイリークだった。
手には焼き上がったばかりの菓子。

「フォルデ…あ、時間があるなら試食してもらえますか?」
「時間がなくても大歓迎です」

そう言うと、厨房にはいる。
甘い、砂糖の香り。

「これ、なんですけど」

差し出された籠には、細い棒が何本かはいっていた。
少しかじると、それがクッキーだとわかる。

「また、不思議な形ですね」
「この前兄上が、仕事中につまめる甘いものが欲しい、と言ってたので」

なるほど、とうなずく。
確かにこれだと、手軽に食べられそうだ。
エイリークも一本、それをかじる。出来を確認しているようだ。

「…」

その間、騎士は考える。
考えて、考えて…思いついた。

「エイリーク様」
「? どうしたのですか、フォルデ」
「いや…面白い遊びを思いついたので」

フォルデは、エイリークにクッキーをくわえるよう指示を出す。
そして。

「いきまーす」

反対側から、かじりだした。
勿論エイリークは驚く。
このままいくとどうなるか…考えるうち、顔が近付く。
近付く、近付く…触れた。
そのままフォルデは、口づけた。

大好きなその人と、交したキスは──甘い甘い、恋の味。







何やってんだ
…熱にうなされるとこうなります。
一日遅れのポッキーゲームでした。

…ちなみに。
[UNION]からリンクをはっている素敵同盟『赤姫後援会』に、焼き菓子の話を投稿させていただきました…バレンタインで。
よろしければセットで、甘い。

甘いゼトエイは許されるのか…。
サレエイも想像しがたい。ヒーエイも。
だから結局、フォルエイなのです(笑)。
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by forWAM | 2005-11-12 22:34 | Game --遊戯
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