【孤独な者よ、君は、】
右手に白い『鍵』、左手に白い外套。
それらを私に渡したのは、『門番』を名乗る存在。
――『鍵』に関しては、返したが妥当ではあるが。

「名は、メイカと言ったな」
「はい」
「面白い」
「はい。…はい?」
「実に面白い、その名前は。
 まさに『世界の断罪者』に相応しい」

笑う『門番』と呼ばせる者。
戸惑う『断罪者』と呼ばれた者。
機械的な返答が果たして彼の何を刺激したのか、見当がつかない。
それに気づいてか、気づかずか。

「ある世界には、その名と同じ音をもつ言葉がある。
 その意味がしっくりと馴染むのが、不思議で堪らない」

彼は私の手から外套を引き戻し、その襟元を指でなぞる。
軌跡を描いて浮かび上がるのは、漣のように揺れる文様。
その文様の表すものこそ、きっと、

「“The Maker”
 …『創造者』、即ち、」

ばさり。
投げ返された白い外套に、視界を遮られて。
私の意識は、新しい次元へと向かう。

(『世界の断罪者』として、世界を壊しに行くために)

何もない、孤独の待ち受ける途へ。









【今月のお題】→なんとなくSSを書いてみよう

毎回ネタと長さは変わります。気分次第。
初回はメイカと、犬のところから『門番』さんをお借りして。
初対面少し後(…二時間くらい?)かな。


別館でもありました通り、携帯のメルアドを替えました。何年ぶりだろうか…。
カントの考案した有名な発想と悩みつつ、結局ニーチェの言葉から。それを受けての冒頭SSだったり。
しかしかなり無理矢理英訳したので、まさかの文法ミスとかあったら泣くぞ。


…しかし、なんだかだらだらしながら迎えた18歳でした。
眠いので寝ます。おやすみなさいっ。
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by forWAM | 2008-11-02 01:07 | DAYs --日々徒然
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